あなたの思う“解体”とは違う世界
型枠解体の真実
「解体＝建物を壊す仕事」と思っていませんか？
型枠解体は、建物を壊すのではなく“つくる”工程のひとつ。
コンクリートが固まったあとに、型となる枠を外していく作業です。たとえばマンションやビルの壁・柱も、この型枠を外すことで初めて完成します。現場の仕上がりを左右する、繊細で技術のいる仕事、実は現場で一番達成感がある工程です。
やりがいと未来性
自分が外した型枠の下から現れるきれいなコンクリート面を見ると
「この建物を支えたのは自分だ」と実感できます。
努力が直接目に見えるのが型枠解体のやりがいです。
また、AIや機械化が進んでも完全には置き換えられない現場仕事なので、安定した需要があり、手に職をつけたい人にとって将来性も高い、誇れる仕事といえます。
どんな建物に関わるの？
型枠解体は、マンションやビル、病院や学校などの公共施設はもちろん、橋やトンネルなどの大規模な建造物にも必要な作業です。鉄筋コンクリート造の建物には必ず型枠があるため、需要が安定しており、どんな時代でもなくならない仕事のひとつです。身近な建物から社会を支えるインフラまで、幅広く関われるやりがいに満ちています。
仕事の流れを知ろう！
型枠大工が組み立てた枠にコンクリートを流し込み、しっかり固まった後に型枠解体工が外す――これが基本の流れです。外した型枠の下からは、新しい壁や柱が姿を現します。作業はシンプルですが、外し方を間違えると仕上がりに影響するため、正確さと経験が大切です。毎日の作業を通じて、自然と技術や知識が身についていきます。
どんな人に向いている？
体を動かすのが好きな人や、コツコツ取り組むのが得意な人に向いている仕事です。最初は力や体力が必要に見えますが、実際は「どうすれば効率よく外せるか」を考える工夫も重要です。素直に学べる人なら未経験からでも成長でき、経験を積めば資格を取りながらキャリアアップも可能。努力が形になり、実感を味わえる魅力ある職種です。
